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ハンドオーバーとは

移動通信におけるハンドオーバーとはどのような機能かについて。言葉の意味や概要の説明、歴史、鉄道におけるハンドオーバーなど。
語句意味、概要説明
移動通信におけるハンドオーバーとは、端末が移動して基地局との接続が途切れる前に、通信環境がより良好な別の基地局へと接続先の基地局を自動的に切り換える機能のこと。ハンドオフとも。
携帯電話サービスにおけるハンドオーバーについては基地局側の主導で制御している。
ちなみに、ハンドオーバー以外の予期せぬ原因で接続が途切れた状況が続くと、端末側の主導で接続先の基地局を再び選択する機能も有り、セルリセレクションと言う。
参考情報
日経クロステック×NTTドコモ
ハンドオーバーの仕組み 2022.11
インプレス
ハンドオーバーとは 2001.11
三井情報
ローカル5Gにおけるハンドオーバーの話 2023.10
歴史
2017年02月
KDDIがSamsungの協力を受けて、5Gの28GHz帯を使用し、高速道路などを時速60kmで走行する乗用車との間におけるハンドオーバー実験に成功。スループットは3.7Gbps。
2017年08月25日
KDDIがSamsungの協力を受けて、5Gの28GHz帯を使用し、時速192kmで走行する乗用車との間におけるハンドオーバー実験に成功。ハンドオーバー無しの通信では時速205km。
2017年10月17日~19日
KDDIがJR東日本と共同で、5Gの28GHz帯を使用し、時速100kmで走行する列車「MUE-Train」との間で8K映像のストリーミング受信と4K映像のライブ送信を行うハンドオーバー実験に成功。スループットは1.7Gbps。
2018年04月08日
NTTドコモとNEC等が共同で、5Gの28GHz帯を使用し、時速290kmで走行する乗用車との間で4K120FPS映像のライブ送信を行うハンドオーバー実験に成功。ハンドオーバー無しの通信では時速305km。スループットは1.1Gbps。
2019年08月24日~09月07日
NTTドコモとJR東日本が共同で、5Gの28GHz帯を使用し、時速283kmで走行する列車と地上基地局との間で8K映像の受信と4K映像のライブ送信を行うハンドオーバー実験に成功。SHARP製の8K液晶テレビが使用された。
2021年10月~12月
NTTドコモとJR東日本が共同で、5G SA の4.85GHz帯を使用し、時速360kmで走行する列車「ALFA-X」との間で8K映像を送受信するハンドオーバー実験に成功。SHARP製の8Kディスプレイが使用された。
鉄道におけるハンドオーバー
東京から大阪まで新幹線で移動しながら携帯電話機で通信すると、ハンドオーバーは1500回以上も行われる。
「新幹線は最高時速約280キロメートルで進みますから、すぐにこの円を飛び越えて電波が弱くなっていきます。」
「都市部では数百メートルに一つは基地局がありますし、郊外でも数キロメートルに一つはあるんです。例えば東京から新大阪までですと、およそ1500回以上のハンドオーバーが発生していまして。」
KDDIトビラ 2015.08.14