アルミ缶水素水の価格がアルミパウチ水素水と比べて安い理由

アルミパウチの材質は、アルミニウムだけでなくポリエチレンなどの樹脂もあるが、アルミ缶のはアルミニウムだけ。

アルミパウチの材料は、袋を構成するためのアルミ箔と樹脂薄膜だけでなく、飲み口を構成するための樹脂筒・蓋もある。また、飲み口の種類によっては、水素に対する気密性を高めるためにアルミ筒を内蔵した特殊なものもある。対して、アルミ缶のは、アルミ板だけ。

アルミパウチの製造工程は、アルミ箔と樹脂薄膜を積層し、熱を加えて融着させるか、接着剤を用いて貼り合わせ、そうしてできた複合層膜で袋を形成し、その袋に飲み口を接続する。対して、アルミ缶のは、アルミ板を引き延ばして缶底と缶胴が一つに繋がった物を形成し、それと缶蓋を圧着するだけ。つまり、簡単な機械加工をするだけ。

ポリエチレンなどの樹脂の再資源化にかかる費用は高いが、アルミニウムなどの金属の再資源化にかかる費用は安い。