モバイルルーターとは
モバイルルーターとはどんなルーターかについて、定義や別異名称、種類分別、構造、クレードル、使い方、価格帯など。
定義
モバイルルーターとは、電池を内蔵していて移動しながらでも通信できるルーターのこと。
バッテリーを外して電源ケーブルだけで使用することができるため、充電し続けることによるバッテリーへの負荷をなくし、安心・安全に運用できます。
富士ソフトの「+F FS050W」は5G対応のモバイルルーターで、珍しいことに電池パックを取り外せて、移動回線用のホームルーターとしても使用できる。
別異名称
モバイルWi-Fiルーター
データ通信端末
種類分別
ルーター
ホームルーター(固定通信)
有線LANルーター
Wi-Fiルーター
無線LAN中継器(固定通信の延長)
モバイルルーター(移動通信)
モバイルルーター
SIMフリーモバイルルーター(MVNO)
Wi-Fiステーション(NTTドコモ)
WiMAXルーター(KDDI、UQコミュニケーションズ)
Pocket WiFi(SoftBank、Y!mobile)
SIMフリーでないモバイルルーターにはSIMロックがかかっていて、各通信事業者のSIMカードでしか動作しない。例えば、WiMAXルーターにMVNOのSIMカードを挿しても通信できない。
しかも、各通信事業者のモバイルデータ通信サービスのSIMカードには端末ロックがかかっていて、各サービスで販売されるモバイルルーターでしか動作しない。例えば、WiMAXサービスのSIMカードを他のモバイルルーターに挿しても通信できない。
構造
SIMカードスロット
USBポート
操作ボタン
画面(一部の機種はタッチパネル)
USBポートの用途は本体を充電することの他に、ノートPCなどのデバイスとUSBケーブルで接続することもできる。
クレードル
クレードルは電源ケーブルでコンセントと接続する充電台。モバイルルーター本体を乗せる際は必然的にUSBポートで接続する構造になっている。
LANポートが有り、デスクトップPCなどと有線LANで接続できる。また、固定通信のホームルーターとブリッジモードで接続することもできる。
本体よりも高性能なアンテナが内蔵されていて、通信速度も安定しやすくなる。
使い方
本体にSIMカードを装着する
APNを指定する(自動でできる商品も有る)
ノートPCなどのデバイスを本体にWi-Fiなどで接続する
特徴
長所
別個のIPアドレスが使える(グローバルIPアドレスはオプション料金が必要なサービスが多い)
スマホを使用せずに済む
スマホより消費電力が小さい
スマホより小さく、軽い
公衆無線LANサービスが付属している商品も有る
短所
キャリアの携帯電話サービスを利用しているなら、容量無制限のプランに加入した方が品質や料金で割安
スマホより厚みはある
価格
5000円から33000円
主な価格帯は10000円から15000円