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なぜスマートフォンのカメラは画素数が著しく多いか

スマートフォンのカメラはイメージセンサの画素数が記録画素数に対して著しく多い商品がある。特に、記録画素数のちょうど4倍に増やしたものが多い。なぜ、何のために画素数を多くしてあるか。
クロップズームで疑似的なズームを実現
ズームの種類
光学ズーム(ズームレンズ)
デジタルズーム
リサイズ(画像の拡大)
超解像ズーム
AIズーム(予想画像の生成)
クロップズーム

3つのレンズの内、上2つは単焦点レンズで、3つ目がズームレンズ。
2枚目の画像はズームレンズ一体型カメラの光学系。
極一部のスマートフォンはズームレンズを備えているが、ほとんどのスマートフォンのカメラは単焦点レンズ。単焦点レンズは焦点距離を変えられないので、光学ズームはできない。
だから、普通のスマホでは基本的にデジタルズームを使っている。
しかし、デジタルズームでは画像データを拡大する際に画質が劣化する。
そこで、予めイメージセンサの画素数を多くしておき、画像の中央部分のみを切り抜くことで、画質の劣化無しに疑似的なズームを実現している。
ところで、同じ大きさのイメージセンサで画素数を増やすと、画素あたりの受光面積が狭くなるので、画質が下がってしまう。
そこで、より大型のイメージセンサを用いている。
2倍ズーム(48mm)時は、有効画素数約4800万画素部分をクロップし、約1200万画素で記録しているので、通常のデジタルズーム時に発生する画質劣化なくきれいにズームできます。
有効画素数撮像素子サイズ
約800万1/4.0インチ
約4850万1/2.0インチ
約500万1/5.0インチ