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ペットボトル水素水の分類とその焦点

作成方式
バブリング
水素吸着コロイド式
水素吸蔵結晶式(水素化シリカ)
バブリング
水素を微細な気泡状にして溶け込ませる方式。水素が逃げにくい
水素吸着コロイド式
ヒドロキシアパタイトなどのコロイド水溶液を電気分解し、コロイド粒子に水素を吸着させる方式。開封しないまでは、水素が逃げにくく、加熱・冷凍できる。摂取後に体内でコロイド粒子から分離した水素が吸収される
水素吸蔵結晶式(水素化シリカ)
水素を吸蔵・放出する微粒二酸化ケイ素結晶を用いる方式。蓋を開けるとともに添加される仕組みと併用される。摂取後に体内でシリカから放出された水素が吸収される。
バブリング
水の電気分解で発生させた水素を気体のまま集め、電気分解用水とは別に用意した飲用水へ、圧力をかけたり、加速させたりすることで微細な気泡状にしながら溶け込ませる方式。ちなみに、バブリング(Bubbling)とは、泡立たせること。
特長として、常温常圧の溶解度である1.6ppmを超える水素濃度を、耐圧容器無しで実現できる。
また、容器の密閉性が低いばかりか、グラスのように開放されていたとしても、水素濃度が低下しにくい。つまり、水素が水中そのものから逃げにくい。具体的には、普通の水素水なら3時間で半減するところ、バブリングで作成された水素水なら数時間後でもほとんど変わらない。
この性質を利用しているから、水素が逃げやすい容器であるペットボトルを採用しても商品として販売できる。
バブリングの商品の水素濃度を表記するための単位は、ppmでなく、容量あたりの気泡の個数、すなわち個/mLとなっている。(この理由は、普通の水素濃度計測器では正確に計測できないから。)
具体的な数値は、例えば、ナノバブル3000個/mLや、ナノバブル360,000,000個/mLなど。
ナノバブルとは気泡の大きさに応じた呼び名の一つで、他にマイクロバブルなどがある。
気泡の大きさが微細なほど、水素が水に溶けやすく、かつ溶けた水素が水中から空気中へ逃げにくくなる。
ナノバブルの大きさは最も小さいので、品質でも最も優れている。
水素吸着コロイド式
ヒドロキシアパタイトやマグネシウムのリン酸塩が水に混ざって均一に分散しているコロイド水溶液に、諸々の水溶液を加えたり、水で希釈したりした後、終わりに電気分解して水素を発生させるとともに、水素をコロイド粒子に吸着させる方式。
ヒドロキシアパタイトリン酸カルシウムの一種。骨や歯の主成分。人工骨の原料。
特長は、コロイド粒子に吸着された状態では、加熱・冷凍してさえ、水素が水中から逃げにくいこと。
逆に、コロイド粒子から分離した状態では、水素の逃げにくさは変わらない。
分離の進行速度について。蓋を開けるまでは極めて遅く、ほとんど進行しないので、1年後でも開封後の水素濃度はほとんど変わらない。しかし、蓋を開けると急激に加速する。
開封前後の水素濃度について。吸着されたままの状態では、数値を正確に計測できない。水素は分離後に初めて検出される。つまり、開封前はほぼ0ppmで、開封後は上昇した後、下降する。
水素濃度の最大値は0.58ppmとやや低く、それに達するのにかかる時間は24時間と長い。
ただし、この最大値と時間が意味するのは、分離してなお水中に留まっている水素の数が最も多い時が24時間後である、ということに過ぎない。
また、吸着されたまま摂取された水素は、体内で少しずつ分離して行くとともに吸収される。ちなみに、この性質は特長のもう一つとして数えられる。
つまり、実質的な水素濃度はその最大値よりも高いし、最大値に達するまで待つ必要は無い。
分離が進行することは、空気中へ逃げて行くことでもあるので、効果を存分に享受したければ、むしろ、待つこと無く直ちに飲むべきと言える。
分離が進行し始めてから水素濃度の計測結果が0ppmとなるまでにかかる期間は7日間。つまり、蓋を開けてから1周間で、もはや水素水でなくなる。
水素吸蔵結晶式(水素化シリカ)
水素原子を物理的に内蔵、または化学的に結合する性質が高い物質の結晶から、吸蔵された水素を放出させる方式。
水素水で使用される水素吸蔵結晶は、水に触れると、電子を一つ余分に備えた形の水素原子、すなわちマイナス水素イオンを放出する。
そして、水中のプラス水素イオンを還元する形で、それと結合し、水素分子になる。つまり、水に入れると水素分子を発生する。
H- + H+ → H2
ペットボトル水素水に採用されている水素吸蔵結晶の物質名は、フラナガン・マイクロクラスター(Flanagan Microclusters)とも呼ばれる、水素化シリカ。
パトリック・フラナガンPatrick Flanagan。理学博士。作家、発明家。水素化シリカの発明者。
クラスターClusters。ある系において、それが複数個の同じ物質から成る集合体であるものの、それこそが最小単位的な物体としてふるまう群体のこと。
シリカ二酸化ケイ素、および組成に二酸化ケイ素を含む化合物のこと。
水素化シリカ
パトリック・フラナガン博士によって作られた、水素原子を内蔵できる結晶構造をもつ、微粒二酸化ケイ素結晶。
マイクロクラスターと言われる通り、結晶一つ一つの大きさは極めて小さく、数十ナノメートルしかない。
よって、商品の内容物としての形態は、粉末となっている。
放出された水素には、水中から逃げにくい性質は無いので、飲む直前にふりかけるのが望ましい。
そこで、この方式のペットボトル水素水には、蓋を開けると同時に水素化シリカが水と混ざる仕組みが備えられている。
混合後に水素濃度が最大値に達するのに、丁度一分くらいの時間がかかる。しかし、水素吸着コロイドと同様に、摂取後に体内でも水素を放出するので、待つ必要は無い。