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ハイドロプレミアムの水素濃度をメチレンブルー試薬では正確に計測できない理由

ハイドロプレミアムの水素濃度は0.7~1.2ppm。
メチレンブルー試薬で計測すると、結果は20滴で、推測値は1.9~2.0ppm
この数値は公称値を上回っていて、正確でない
理由は、ハイドロプレミアムに添加されたビタミンCがメチレンブルー試薬と反応してしまうから
次のように、ハイドロプレミアムの水素濃度をメチレンブルー試薬で計測しても、正確な数値は得られない。
では早速はかります。
ハイドロプレミアムは0.7~1.2ppmと記載されています。
本当に入っているんですかね?

判定試薬をいれていくと勢いよく透明に変化します。

10滴いれてもまだ透明になります。

結果は20滴で色が変わらなくなったので結果は1.9~2.0ppmでした。

なんと、表記されている濃度より高い!
こんなことあるんですかね(・・?
この理由の説明を次に記す。
メチレンブルーは青色の色素。還元剤により還元されると、自身の色は透明に変わる。この性質を利用して、滴下しても透明にならなくなるまでにかかった滴下量から、計測対象の溶液に溶けている還元剤の総量を推測できる(中和滴定)。そして、そのための試薬として使われている。
画像のMiZ社のメチレンブルー試薬は、水素しか溶けていない水溶液、すなわち水素水用に設計されたもの。
さて、メチレンブルーと反応する物質は水素だけに限らない還元剤。
ハイドロプレミアムにはビタミンCが添加されている。
このビタミンCも還元剤。だから、メチレンブルーはビタミンCとも反応してしまう。
よって、ハイドロプレミアムにメチレンブルー試薬を滴下して得られた結果が示すのは、水素濃度ではないし、それから水素濃度を算出することもできない。