モバイルルーターと反射器としての自作パラボラアンテナ(作り方、効果など)
電波を集束してモバイルルーターの通信速度を最大化するために利用する反射器として使用する自作パラボラアンテナについて、その作り方や、実際の作品例、効果、自作品でなく市販品を使用する方法、製品の改造・電波法の違反に当たるかなど。
パラボラアンテナが電波を集束する原理
放物面Cの焦点Fに反射器の方向に指向性をもつ一次輻射器をおくと、輻射された電磁波が反射して放物面の対称軸方向と平行に揃って良好な指向特性を示す。受信する場合は経路が逆になる。
パラボリックミラー(放物面鏡)
正確に言うと、このページの取り組みで使用する道具は、パラボラアンテナ自体でなく、パラボラアンテナを構成する部品である反射器、すなわちパラボリックミラー(放物面鏡)。
パラボリックミラーで集束した電波を電気信号に変換する部品は、既にモバイルルーターの基板に搭載されている。
つまり、このページの取り組みは、製品の改造や電波法の違反に当たらないので、保証が無効になったり、犯罪者として逮捕されることも無い。
作り方
金属製ボウル:反射器
まな板スタンド:土台、立て掛け、載せ
まな板スタンドの立て掛け部分の金棒の付け根を手で押し曲げて、幅を広げる
より広く開いた形の立て掛け部分に金属製ボウルを立て掛ける
残りの立て掛け部分の金棒2本の上にルーターを載せる
まな板スタンドの構造によっては、更に残りの立て掛け部分をも変形させる手順が必要
作品例
WiMAXの電波を集めるパラボラアンテナ pic.twitter.com/apryaNPh4w
— ながきさん@がんばらない (@nijiirokumakum1) 2017年1月29日
アルミボウル製WIMAXパラボラアンテナ! pic.twitter.com/NrjLI83d4X
— 加藤哲史@日本国民党党員 (@ufc_pride_dream) 2016年8月25日
このように、まな板スタンドの代わりにハンガーを使えば、ルーターの位置をパラボラアンテナの焦点により近づけられる。
また、ステンレスより電波の反射率が高いアルミホイルでボウルを覆うのも有効。
効果
市販品を使用する方法
パラボラアンテナの正面から少し下の空間に配置されたコンバーターに、ルーターを固定できるようにすれば、自作品より高い効果を得られるが、費用はより掛かる。