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モバイルルーターのことをPocket WiFiと呼ぶのは誤用か

モバイルルーターのことをPocket WiFiと呼んでいる場面が見られることについて、それが誤用であることの論証と、誤用に至った背景。
論証
Pocket WiFiと言えば、ソフトバンクが販売するモバイルデータ通信サービス、およびそれにおいて使用するモバイルルーターの商標。
したがって、他社が販売するモバイルルーターの商品名にPocket WiFiという名前が含まれていることは、基本的にない。
つまり、Pocket WiFiはモバイルルーターの総称でない。
よって、モバイルルーターのことをPocket WiFiと呼ぶのは誤用。
モバイルルーターの商品名の例
「Pocket WiFi ○○」:ソフトバンクが販売
「Speed Wi-Fi ×× ○○」:WiMAXで販売
「Aterm ○○」:NECが販売
誤用に至った背景
モバイルデータ通信サービスに対応するモバイルルーターを日本で最初に発売した電気通信事業者は、イー・モバイルであり、その端末に付けられた名前(ブランド)は「Pocket WiFi」だった。
意味を掴みやすいこの名前は、モバイルルーターを販売する事業者がイー・モバイルしか存在しなかった時代がしばらく続いたことも有って、モバイルルーターの代名詞として受け入れられた。
このような経緯を背景として、電気通信サービスに詳しくない人が先入観から、他社の商品も総じてモバイルルーターのことを「Pocket WiFi」と呼んでいる場面が見られる。