要約市場
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WiMAXでSIMカードのみを賃借する契約枠が無い理由

WiMAXにおいて、ルーターの購入と合わせてでなく、SIMカードのみを賃借する料金プランが無い理由として考えられるところ。
速度制限のための技術的処理を原因とする仮説
速度制限にて行使される技術である帯域制御や、通信データ量が基準値を超過していないかどうかの監視、これら技術的処理の実行を、通信基地局の設備機器にでなくルーターに担当させるため、とする仮説がある。
しかし、WiMAXと違ってSIMカードのみを賃借する契約形式が基本的となっている格安SIM、これにおいては、ルーターが存在しなくても速度制限を実現できている。
よって、成り立たないと考えられる。
端末の、高速伝送技術についての設計仕様の不確定性を原因とする仮説
LTEやWiMAXなどの、4Gに属する通信方式において高速な通信速度を実現するためには、CAや4×4 MIMO、256QAMという伝送技術が利用されている。
ただし、この伝送技術を利用するためにおいても、条件が有る。それは、ルーターやスマホなどの通信端末機器がそれらの伝送技術に対応できるように設計されていること。
もし、この条件を満たしていなければ、WiMAXのサービス品質を最大限に発揮できない。
2.5GHzの短所を原因とする仮説
通信方式とみなした時のWiMAXにて利用される周波数帯である2.5GHz、これの物理的性質の短所は、遮蔽障害物に対する回り込み能力が低く、屋内における電波強度が弱くなりがちなこと。
このせいで、ルーターの設置場所を、電波が届きやすい窓際にするなどの工夫が求められる場合がある。
ここで、もしSIMカードをルーターへでなくスマホなどへ直接に装着して通信を遂行したければ、自分自身も窓際へ移動し居留しなければならなくなる。
そうして、「WiMAXはつながりにくい」「WiMAXのサービス品質は悪い」と批判されることを想像するのはサービス運営会社にとって難しくない。
DSDS対応スマホの希少性と電力消費先の一極集中を原因とする仮説
WiMAXの長所の1つは、月間通信データ量に制限が無いこと。
短所の1つは、普通一般的な音声通信を行えないこと。
これらの事実から、WiMAX利用者の使用機器や使い方は、携帯電話通信網と二重で契約した上で、スマートフォンを筆頭に、パソコンやタブレットなどの、通信量がより多くなりがちな機器を、外出先だけでなく家宅でも固定通信回線代わりにして、というようになるだろう。
ここで、もしSIMカードのみであり、かつモバイルルーターが無いとすると、デュアルスタンバイでなくともデュアルSIMのスマートフォンに装着し、パソコンなどはスマホのテザリングでということになる。
しかし、DSDS対応スマホの数は少ないし、DSSSは切り替えが面倒臭い。また、移動通信で消費する電力すべての供給源がスマホの電池へと一極集中するので、いざという時に電話を使えなくて困りかねない。